Core i9 12900F と Core i9 10850K を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2022-01-04 18:42:40

Core i9 12900FCore i9 10850K
Core i9 12900FCore i9 10850K

「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

Core i9 12900FCore i9 10850K
Core i9 12900FCore i9 10850K
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image1.5
125W
通常利用時の最大周波数rating-image1
2.4GHz
rating-image4.0
3.6GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
5.1GHz
rating-image4.9
5.2GHz
三次キャッシュrating-image4.2
30MB
rating-image3.5
20MB
コア数rating-image4.3
16コア
rating-image3.4
10コア
スレッド数rating-image3.6
24スレッド
rating-image3.3
20スレッド

Core i9 10850K と比較して Core i9 12900F を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    84.1点(30MB) vs 69.2点(20MB)

  • コア数

    85.7点(16コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

  • 二次キャッシュ対応
  • インテル Optane メモリー対応

Core i9 12900F と比較して Core i9 10850K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    16.7点(2.4GHz) vs 80点(3.6GHz)

「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 10850K」は3.6GHzであるのに対して「Core i9 12900F」は2.4GHzです。1.2GHzの差があります。「Core i9 12900F」の定格クロック数と比べて「Core i9 10850K」はとても高いです。「Core i9 10850K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 12900F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10850K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 10850K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 12900F
2.4GHz16/100
Core i9 10850K
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10850K」と「Core i9 12900F」を比較すると「Core i9 10850K」は5.2GHzで「Core i9 12900F」は5.1GHzです。「Core i9 10850K」も「Core i9 12900F」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 12900F
5.1GHz98/100
Core i9 10850K
5.2GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10850K」も「Core i9 12900F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i9 12900F」は30MBに対して「Core i9 10850K」は20MBです。10MBの違いがあります。「Core i9 12900F」は「Core i9 10850K」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 12900F」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 12900F」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i9 10850K」と「Core i9 12900F」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 12900F」は「Core i9 10850K」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i9 12900F
30MB84/100
Core i9 10850K
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i9 12900F」は16コアであるのに対して「Core i9 10850K」は10コアです。6コアの差があります。「Core i9 10850K」と比べて「Core i9 12900F」はややコア数が多いです。「Core i9 12900F」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10850K」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 12900F」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i9 12900F」は「Core i9 10850K」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i9 12900F
16コア85/100
Core i9 10850K
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10850K」も「Core i9 12900F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」を比べると「Core i9 12900F」は24スレッドであり「Core i9 10850K」は20スレッドです。「Core i9 10850K」と比較して「Core i9 12900F」はわずかに多いです。「Core i9 12900F」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10850K」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i9 12900F」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i9 12900F
24スレッド72/100
Core i9 10850K
20スレッド66/100

基本情報について「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 12900F」は65Wで「Core i9 10850K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i9 10850K」と比べて「Core i9 12900F」はかなり小さいです。「Core i9 12900F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10850K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 12900F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 12900F」の方が「Core i9 10850K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 12900F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 12900F
65W76/100
Core i9 10850K
125W30/100

「Core i9 12900F」と「Core i9 10850K」の違いを表で比較する

Core i9 12900FCore i9 10850K
Core i9 12900FCore i9 10850K
基本情報
シリーズ名Alder LakeComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状 - LGA1200
TDP65W125W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.4GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数5.1GHz5.2GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ14MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB20MB
コア数16コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド20スレッド
インテル Optane メモリー対応 -
機能性
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド

TDP:46W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド, 対応最大メモリー:128GB

通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:5MB, 三次キャッシュ:12MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

TDP:180W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド, TCase:100℃

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.4GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 二次キャッシュ:14MB, 三次キャッシュ:30MB, コア数:16コア, スレッド数:24スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:225W, 通常利用時の最大周波数:2GHz, ブースト時の最大周波数:3.68GHz, 三次キャッシュ:256MB, コア数:64コア, スレッド数:128スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:96MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:2.93GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア

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