Core i9 12900F と Core i9 10980XE Extreme Edition の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2022-01-04 18:41:31

Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
総合評価:

76.1/100

(総合: 1035位)

66.9/100

(総合: 29位)

TDP
76/100
10/100
通常利用時の最大周波数
16/100
39/100
ブースト時の最大周波数
98/100
97/100
三次キャッシュ
84/100
77/100
コア数
85/100
90/100
スレッド数
72/100
86/100

Core i9 10980XE Extreme Edition と比較して Core i9 12900F を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    84.1点(30MB) vs 77点(24MB)

  • 二次キャッシュ対応
  • インテル Optane メモリー対応

Core i9 12900F と比較して Core i9 10980XE Extreme Edition を選ぶメリット

  • 定格周波数

    16.7点(2.4GHz) vs 39.6点(3GHz)

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 86.9点(36スレッド)

「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i9 12900F」を比較すると「Core i9 10980XE Extreme Edition」は3GHzに対して「Core i9 12900F」は2.4GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i9 12900F」の定格クロック数と比べて「Core i9 10980XE Extreme Edition」は比較的高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は750位で「Core i9 12900F」は1390位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 12900F」より「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10980XE Extreme Edition」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i9 12900F」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は「Core i9 12900F」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 12900F
2.4GHz16/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
3GHz39/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i9 12900F」を比較すると「Core i9 10980XE Extreme Edition」は4.8GHzで「Core i9 12900F」は5.1GHzです。「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i9 12900F」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i9 12900F」は52位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は101位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 12900F
5.1GHz98/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i9 12900F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較すると「Core i9 12900F」は30MBに対して「Core i9 10980XE Extreme Edition」は24MBです。6MBの違いがあります。「Core i9 12900F」は「Core i9 10980XE Extreme Edition」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i9 12900F」は175位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は236位です。ほとんど差は無いと言えます。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 12900F」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 12900F」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i9 12900F」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 12900F」は「Core i9 10980XE Extreme Edition」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i9 12900F
30MB84/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
24MB77/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i9 10980XE Extreme Edition」は18コアで「Core i9 12900F」は16コアです。コア数について「Core i9 12900F」より「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i9 12900F」は132位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は111位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が「Core i9 12900F」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「Core i9 12900F」より「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i9 12900F
16コア85/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
18コア90/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i9 12900F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比べると「Core i9 12900F」は24スレッドであり「Core i9 10980XE Extreme Edition」は36スレッドです。12スレッドもの差があります。「Core i9 12900F」と比べて「Core i9 10980XE Extreme Edition」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i9 12900F」は171位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は94位です。ほとんど差は無いと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が優れているでしょう。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i9 12900F」と比べて「Core i9 10980XE Extreme Edition」はとても優れていると言えます。「Core i9 10980XE Extreme Edition」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i9 12900F
24スレッド72/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
36スレッド86/100

基本情報について「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 12900F」は65Wで「Core i9 10980XE Extreme Edition」は165Wです。100Wもの差があります。「Core i9 10980XE Extreme Edition」と比べて「Core i9 12900F」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i9 12900F」は450位であるのに対し「Core i9 10980XE Extreme Edition」は1886位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i9 12900F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 12900F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 12900F」の方が「Core i9 10980XE Extreme Edition」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 12900F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 12900F
65W76/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
165W10/100

「Core i9 12900F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」の違いを表で比較する

Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
画像Core i9 12900FCore i9 10980XE Extreme Edition
シリーズ名Alder LakeCascade Lake
ソケットの形状 - LGA2066
TDP65W165W
通常利用時の最大周波数2.4GHz3GHz
ブースト時の最大周波数5.1GHz4.8GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ14MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB24MB
コア数16コア18コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド36スレッド
インテル Optane メモリー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 12700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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