Core i7 12700 と Core i7 12700F はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2022-01-04 20:57:18、更新日時: 2022-01-04 21:08:20

Core i7 12700FCore i7 12700
Core i7 12700FCore i7 12700

「Core i7 12700」と「Core i7 12700F」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i7 12700FCore i7 12700
Core i7 12700FCore i7 12700
総合評価:

61.3/100

(総合: 1109位)

71.7/100

(総合: 1059位)

TDP
3/100
76/100
通常利用時の最大周波数
9/100
9/100
ブースト時の最大周波数
98/100
98/100
二次キャッシュ
97/100
97/100
三次キャッシュ
77/100
77/100
コア数
75/100
75/100
スレッド数
66/100
66/100

シリーズ名Alder LakeのCore i7 12700Fは、180WのTDPを持ち、通常使用時の最大周波数は2.1GHzであり、ブースト時の最大周波数は4.9GHzです。このCPUは二次キャッシュ対応で、二次キャッシュは12MBあり、さらに三次キャッシュ対応で、三次キャッシュは25MBあります。コア数は12コアで、マルチスレッドにも対応しており、スレッド数は20スレッドです。TCaseは100℃で、Intel Optaneメモリーにも対応しており、Intelハイパースレッディング・テクノロジーにも対応しています。

一方、シリーズ名Alder LakeのCore i7 12700は、内蔵グラフィックスとしてIntel UHD Graphics 770を搭載し、65WのTDPを持ちます。通常使用時の最大周波数は2.1GHzであり、ブースト時の最大周波数は4.9GHzです。このCPUも二次キャッシュ対応で、二次キャッシュは12MBあり、三次キャッシュ対応で、三次キャッシュは25MBあります。コア数は12コアで、マルチスレッドにも対応しており、スレッド数は20スレッドです。

このように、両方のCPUはシリーズ名Alder Lakeであり、コア数やキャッシュ容量、周波数などが類似しています。ただ、Core i7 12700FはTDPが180Wと高く、Intel Optaneメモリー対応やIntelハイパースレッディング・テクノロジー対応など、機能的にも高い性能を持っているため、より高い処理性能が必要な場合に推奨されます。一方、低いTDPを持つCore i7 12700は省エネ効果があり、内蔵グラフィックスを搭載しているため、ビジネス用途や普通のオフィス作業など、処理速度が必要なく、省エネ効果を重視した使用に向いています。

総合的に言えば、Core i7 12700Fは高い性能を必要とするユーザーにおすすめであり、Core i7 12700は省エネ効果を重視したユーザーにおすすめします。

Core i7 12700 と比較して Core i7 12700F を選ぶメリット

  • インテル Optane メモリー対応

Core i7 12700F と比較して Core i7 12700 を選ぶメリット

    -

「Core i7 12700F」と「Core i7 12700」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 12700F」と「Core i7 12700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 12700」と「Core i7 12700F」を比較すると「Core i7 12700」は2.1GHzに対して「Core i7 12700F」は2.1GHzです。「Core i7 12700」の定格クロック数は「Core i7 12700F」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 12700F
2.1GHz9/100
Core i7 12700
2.1GHz9/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i7 12700」と「Core i7 12700F」を比較すると「Core i7 12700」は4.9GHzで「Core i7 12700F」は4.9GHzです。「Core i7 12700」も「Core i7 12700F」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 12700F
4.9GHz98/100
Core i7 12700
4.9GHz98/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Core i7 12700F」も「Core i7 12700」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュについて比べると「Core i7 12700F」は12MBであるのに対して「Core i7 12700」は12MBです。「Core i7 12700」のキャッシュ容量は「Core i7 12700F」と違いがほぼゼロです。感覚的にわかるほどの違いは無いです。ほかの視点を見て比べた方がいいでしょう。

二次キャッシュ評価
Core i7 12700F
12MB97/100
Core i7 12700
12MB97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 12700」も「Core i7 12700F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i7 12700」と「Core i7 12700F」を比べると「Core i7 12700」は25MBであり「Core i7 12700F」は25MBです。「Core i7 12700」も「Core i7 12700F」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i7 12700F
25MB77/100
Core i7 12700
25MB77/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 12700」と「Core i7 12700F」を比較すると「Core i7 12700」は12コアであり「Core i7 12700F」は12コアです。コア数について「Core i7 12700F」も「Core i7 12700」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 12700F
12コア75/100
Core i7 12700
12コア75/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 12700」も「Core i7 12700F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 12700F」と「Core i7 12700」を比較すると「Core i7 12700F」は20スレッドに対して「Core i7 12700」は20スレッドです。「Core i7 12700F」も「Core i7 12700」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 12700F
20スレッド66/100
Core i7 12700
20スレッド66/100

基本情報について「Core i7 12700F」と「Core i7 12700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 12700」は65Wで「Core i7 12700F」は180Wです。115Wもの差があります。「Core i7 12700F」と比べて「Core i7 12700」はかなり小さいです。「Core i7 12700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 12700F」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 12700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 12700」の方が「Core i7 12700F」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 12700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 12700F
180W3/100
Core i7 12700
65W76/100

「Core i7 12700F」と「Core i7 12700」の違いを表で比較する

Core i7 12700FCore i7 12700
画像Core i7 12700FCore i7 12700
シリーズ名Alder LakeAlder Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 770
TDP180W65W
通常利用時の最大周波数2.1GHz2.1GHz
ブースト時の最大周波数4.9GHz4.9GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ12MB12MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ25MB25MB
コア数12コア12コア
マルチスレッド対応
スレッド数20スレッド20スレッド
TCase100℃ -
インテル Optane メモリー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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