Core i7 12700 と Core i7 9700F の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2022-01-04 17:14:38

Core i7 12700Core i7 9700F
Core i7 12700Core i7 9700F

「Core i7 9700F」と「Core i7 12700」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。

Core i7 12700Core i7 9700F
Core i7 12700Core i7 9700F
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image1
2.1GHz
rating-image2.0
3GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.9GHz
rating-image4.9
4.7GHz
三次キャッシュrating-image3.9
25MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image3.8
12コア
rating-image3.0
8コア
スレッド数rating-image3.3
20スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 9700F と比較して Core i7 12700 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    77.4点(25MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    75.2点(12コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    66.5点(20スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • 二次キャッシュ対応
  • マルチスレッド対応

Core i7 12700 と比較して Core i7 9700F を選ぶメリット

  • 定格周波数

    10点(2.1GHz) vs 39.6点(3GHz)

「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 9700F」は3GHzであるのに対して「Core i7 12700」は2.1GHzです。0.8GHzの差があります。「Core i7 12700」の定格クロック数と比べて「Core i7 9700F」はとても高いです。「Core i7 9700F」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 12700」よりも秀でています。「Core i7 9700F」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 9700F」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 12700
2.1GHz9/100
Core i7 9700F
3GHz39/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i7 9700F」と「Core i7 12700」を比較すると「Core i7 9700F」は4.7GHzで「Core i7 12700」は4.9GHzです。「Core i7 9700F」も「Core i7 12700」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 12700
4.9GHz98/100
Core i7 9700F
4.7GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 9700F」も「Core i7 12700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」を比べると「Core i7 12700」は25MBに対して「Core i7 9700F」は12MBです。13MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 12700」は「Core i7 9700F」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i7 12700」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 9700F」よりも秀でているでしょう。「Core i7 12700」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 9700F」と比べて「Core i7 12700」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 12700」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 12700
25MB77/100
Core i7 9700F
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 9700F」は8コアに対して「Core i7 12700」は12コアです。4コアの違いがあります。「Core i7 9700F」より「Core i7 12700」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 12700」の方が秀でていると言えます。「Core i7 12700」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 9700F」と「Core i7 12700」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 12700」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 12700
12コア75/100
Core i7 9700F
8コア60/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 9700F」と「Core i7 12700」を比べると「Core i7 9700F」は8スレッドであり「Core i7 12700」は20スレッドです。12スレッドもの差があります。「Core i7 9700F」と比べて「Core i7 12700」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 12700」の方が優れているでしょう。「Core i7 12700」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 9700F」と比べて「Core i7 12700」はとても優れていると言えます。「Core i7 12700」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 12700
20スレッド66/100
Core i7 9700F
8スレッド34/100

基本情報について「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」を比べると「Core i7 12700」は65Wに対して「Core i7 9700F」は65Wです。「Core i7 9700F」も「Core i7 12700」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i7 12700
65W76/100
Core i7 9700F
65W76/100

「Core i7 12700」と「Core i7 9700F」の違いを表で比較する

Core i7 12700Core i7 9700F
Core i7 12700Core i7 9700F
基本情報
シリーズ名Alder LakeCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 770 -
ソケットの形状 - LGA1151
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.1GHz3GHz
ブースト時の最大周波数4.9GHz4.7GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ12MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ25MB12MB
コア数12コア8コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数20スレッド8スレッド

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Core i5 12400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 12400

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, TCase:100℃

Core i5 12500

通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 12600

通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

インテル Celeron G6900

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Core i3 12100F

通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:5MB, 三次キャッシュ:12MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

Core i7 12700F

TDP:180W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド, TCase:100℃

Core i9 12900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.4GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 二次キャッシュ:14MB, 三次キャッシュ:30MB, コア数:16コア, スレッド数:24スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

AMD EPYC 7713

TDP:225W, 通常利用時の最大周波数:2GHz, ブースト時の最大周波数:3.68GHz, 三次キャッシュ:256MB, コア数:64コア, スレッド数:128スレッド

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AMD Athlon 200GE

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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