Ryzen 3 3300X と Core i5 10400 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-05-21 16:19:59、更新日時: 2021-10-20 22:59:00

Ryzen 3 3300XCore i5 10400
Ryzen 3 3300XCore i5 10400
Ryzen 3 3300XCore i5 10400
Ryzen 3 3300XCore i5 10400
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
3.8GHz
rating-image1.7
2.9GHz
ブースト時の最大周波数rating-image3.4
4.3GHz
rating-image3.4
4.3GHz
三次キャッシュrating-image3.0
16MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10400 と比較して Ryzen 3 3300X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.8点(3.8GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 50.3点(12MB)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 3 3300X と比較して Core i5 10400 を選ぶメリット

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 3 3300X」は3.8GHzであるのに対して「Core i5 10400」は2.9GHzです。0.8GHzの差があります。「Core i5 10400」の定格クロック数と比べて「Ryzen 3 3300X」はとても高いです。「Ryzen 3 3300X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10400」よりも秀でています。「Ryzen 3 3300X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10400」と「Ryzen 3 3300X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 3 3300X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 3 3300X
3.8GHz97/100
Core i5 10400
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i5 10400」と「Ryzen 3 3300X」を比較すると「Core i5 10400」は4.3GHzで「Ryzen 3 3300X」は4.3GHzです。「Core i5 10400」も「Ryzen 3 3300X」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 3 3300X
4.3GHz67/100
Core i5 10400
4.3GHz67/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10400」も「Ryzen 3 3300X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を比べると「Ryzen 3 3300X」は16MBに対して「Core i5 10400」は12MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 3 3300X」は「Core i5 10400」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 3 3300X」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 10400」よりも秀でているでしょう。「Ryzen 3 3300X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 10400」と比べて「Ryzen 3 3300X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 3 3300X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 3 3300X
16MB60/100
Core i5 10400
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10400」は6コアであるのに対して「Ryzen 3 3300X」は4コアです。2コアの差があります。「Ryzen 3 3300X」と比べて「Core i5 10400」はややコア数が多いです。「Core i5 10400」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 3 3300X」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10400」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10400」と「Ryzen 3 3300X」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10400」は「Ryzen 3 3300X」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Ryzen 3 3300X
4コア35/100
Core i5 10400
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10400」も「Ryzen 3 3300X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を比べると「Ryzen 3 3300X」は8スレッドに対して「Core i5 10400」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i5 10400」は「Ryzen 3 3300X」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10400」の方が「Ryzen 3 3300X」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10400」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 10400」と「Ryzen 3 3300X」は体感上やや大きい差があります。「Ryzen 3 3300X」より「Core i5 10400」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Ryzen 3 3300X
8スレッド34/100
Core i5 10400
12スレッド48/100

基本情報について「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」を比べると「Ryzen 3 3300X」は65Wに対して「Core i5 10400」は65Wです。「Core i5 10400」も「Ryzen 3 3300X」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Ryzen 3 3300X
65W76/100
Core i5 10400
65W76/100

「Ryzen 3 3300X」と「Core i5 10400」の違いを表で比較する

Ryzen 3 3300XCore i5 10400
Ryzen 3 3300XCore i5 10400
基本情報
シリーズ名 - Comet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状Socket AM4LGA1200
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数4.3GHz4.3GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ2MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB12MB
コア数4コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド12スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Ryzen 3 3300X の関連記事
Core i5 10400 の関連記事

Ryzen 3 3300X と評価が同程度のCPUを探す

Xeon Gold 6226R

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:22MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

Xeon Gold 6230R

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

Xeon Silver 4215

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i9 10900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

もっと見る ▼

Ryzen 3 3300X の関連記事
Core i5 10400 の関連記事

Core i5 10400 と評価が同程度のCPUを探す

Core i7 7700T

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 5675C

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Xeon Silver 4210R

TDP:100W, 通常利用時の最大周波数:2.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:13MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Xeon Gold 6226R

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:22MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

Xeon Gold 6230R

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

Xeon Silver 4215

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i9 10900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報