Core i5 12500 と Core i5 10600K の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2022-01-04 18:27:44

Core i5 12500Core i5 10600K
Core i5 12500Core i5 10600K

「Core i5 10600K」と「Core i5 12500」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i5 12500Core i5 10600K
Core i5 12500Core i5 10600K
総合評価:

64.7/100

(総合: 1087位)

62.5/100

(総合: 203位)

通常利用時の最大周波数
39/100
98/100
ブースト時の最大周波数
97/100
97/100
三次キャッシュ
65/100
50/100
コア数
50/100
50/100
スレッド数
48/100
48/100

Core i5 10600K と比較して Core i5 12500 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    65.3点(18MB) vs 50.3点(12MB)

  • 二次キャッシュ対応
  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

Core i5 12500 と比較して Core i5 10600K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    39.6点(3GHz) vs 98.1点(4.1GHz)

「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10600K」は4.1GHzであるのに対して「Core i5 12500」は3GHzです。1GHzの差があります。「Core i5 12500」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i5 10600K」は25位であるのに対し「Core i5 12500」は758位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10600K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 12500」よりも秀でています。「Core i5 10600K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10600K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 12500
3GHz39/100
Core i5 10600K
4.1GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i5 10600K」と「Core i5 12500」を比較すると「Core i5 10600K」は4.8GHzで「Core i5 12500」は4.6GHzです。「Core i5 10600K」も「Core i5 12500」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i5 12500」は150位で「Core i5 10600K」は112位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 12500
4.6GHz97/100
Core i5 10600K
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10600K」も「Core i5 12500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」を比較すると「Core i5 12500」は18MBに対して「Core i5 10600K」は12MBです。6MBの違いがあります。「Core i5 12500」は「Core i5 10600K」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i5 12500」は332位で「Core i5 10600K」は479位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 12500」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 12500」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 10600K」と「Core i5 12500」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 12500」は「Core i5 10600K」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 12500
18MB65/100
Core i5 10600K
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 10600K」と「Core i5 12500」を比較すると「Core i5 10600K」は6コアであり「Core i5 12500」は6コアです。コア数について「Core i5 12500」も「Core i5 10600K」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 12500」は442位で「Core i5 10600K」は462位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 12500
6コア50/100
Core i5 10600K
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10600K」も「Core i5 12500」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」を比較すると「Core i5 12500」は12スレッドに対して「Core i5 10600K」は12スレッドです。「Core i5 12500」も「Core i5 10600K」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i5 12500」は339位で「Core i5 10600K」は358位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i5 12500
12スレッド48/100
Core i5 10600K
12スレッド48/100

「Core i5 12500」と「Core i5 10600K」の違いを表で比較する

Core i5 12500Core i5 10600K
Core i5 12500Core i5 10600K
基本情報
シリーズ名Alder LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状 - LGA1200
TDP - 125W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3GHz4.1GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz4.8GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ7MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ18MB12MB
コア数6コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド12スレッド
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
機能性
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 -
インテル クリアー・ビデオ HDテクノロジー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:5MB, 三次キャッシュ:12MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, TCase:100℃

通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 二次キャッシュ:7MB, 三次キャッシュ:18MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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