Core i7 10700K と Core i7 9700F の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました
作成日時: 2020-05-21 15:03:27、更新日時: 2021-10-20 15:54:54
「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。
Core i7 10700K | Core i7 9700F | |||
総合評価: | 3.4 (総合: 116位) | 3.0 (総合: 180位) | ||
TDP | 1.5 125W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 4.9 3.8GHz | 2.0 3GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.9 5.1GHz | 4.9 4.7GHz | ||
三次キャッシュ | 3.0 16MB | 2.5 12MB | ||
コア数 | 3.0 8コア | 3.0 8コア | ||
スレッド数 | 2.9 16スレッド | 1.7 8スレッド | ||
「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i7 9700F」は65Wで「Core i7 10700K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i7 10700K」と比べて「Core i7 9700F」はかなり小さいです。「Core i7 9700F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 10700K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 9700F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 9700F」の方が「Core i7 10700K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 9700F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 10700K」は3.8GHzであるのに対して「Core i7 9700F」は3GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i7 9700F」の定格クロック数と比べて「Core i7 10700K」はとても高いです。「Core i7 10700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 9700F」よりも秀でています。「Core i7 10700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 9700F」と「Core i7 10700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 10700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i7 9700F」と「Core i7 10700K」を比較すると「Core i7 9700F」は4.7GHzで「Core i7 10700K」は5.1GHzです。「Core i7 9700F」も「Core i7 10700K」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 9700F」も「Core i7 10700K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Core i7 10700K」は16MBで「Core i7 9700F」は12MBです。「Core i7 10700K」のキャッシュ容量の方が「Core i7 9700F」よりも多少多いです。「Core i7 10700K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 9700F」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 10700K」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 9700F」と「Core i7 10700K」を比較すると「Core i7 9700F」は8コアであり「Core i7 10700K」は8コアです。コア数について「Core i7 10700K」も「Core i7 9700F」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i7 9700F」と「Core i7 10700K」を比べると「Core i7 9700F」は8スレッドに対して「Core i7 10700K」は16スレッドです。8スレッドの差があります。「Core i7 10700K」は「Core i7 9700F」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 10700K」の方が「Core i7 9700F」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 10700K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 9700F」より「Core i7 10700K」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。
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Core i7 10700K
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Core i7 9700F
「Core i7 10700K」と「Core i7 9700F」の違いを表で比較する
Core i7 10700K | Core i7 9700F | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Coffee Lake-S Refresh |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | - |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1151 |
TDP | 125W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 3.8GHz | 3GHz |
ブースト時の最大周波数 | 5.1GHz | 4.7GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 16MB | 12MB |
コア数 | 8コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 16スレッド | 8スレッド |
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