Core i5 10400 と Core i5 6500 の評価。違いを比べてみた
作成日時: 2020-05-19 19:13:54、更新日時: 2021-10-20 20:58:49
「Core i5 6500」と「Core i5 10400」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i5 10400 | Core i5 6500 | |||
総合評価: | 2.7 (総合: 253位) | 1.9 (総合: 695位) | ||
TDP | 3.8 65W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.7 2.9GHz | 2.5 3.2GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 3.4 4.3GHz | 1.3 3.6GHz | ||
三次キャッシュ | 2.5 12MB | 1.2 6MB | ||
コア数 | 2.5 6コア | 1.8 4コア | ||
スレッド数 | 2.4 12スレッド | 1 4スレッド | ||
「Core i5 10400」と「Core i5 6500」を徹底比較する
CPU性能について「Core i5 10400」と「Core i5 6500」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Core i5 6500」と「Core i5 10400」を比較すると「Core i5 6500」は3.2GHzに対して「Core i5 10400」は2.9GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i5 10400」の定格クロック数と比べて「Core i5 6500」は比較的高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 6500」は613位で「Core i5 10400」は916位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10400」より「Core i5 6500」の方がよいです。「Core i5 6500」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i5 6500」と「Core i5 10400」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i5 6500」は「Core i5 10400」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 6500」は3.6GHzであり「Core i5 10400」は4.3GHzです。0.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 6500」と比較して「Core i5 10400」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 10400」は236位であるのに対し「Core i5 6500」は489位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 10400」の方が「Core i5 6500」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10400」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10400」と「Core i5 6500」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10400」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i5 6500」も「Core i5 10400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i5 10400」と「Core i5 6500」を比べると「Core i5 10400」は12MBに対して「Core i5 6500」は6MBです。6MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10400」は「Core i5 6500」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i5 10400」は490位であるのに対し「Core i5 6500」は850位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i5 10400」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 6500」よりも秀でているでしょう。「Core i5 10400」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 6500」と比べて「Core i5 10400」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10400」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i5 6500」は4コアに対して「Core i5 10400」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 6500」より「Core i5 10400」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Core i5 10400」は476位で「Core i5 6500」は949位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 10400」の方が秀でていると言えます。「Core i5 10400」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 6500」と「Core i5 10400」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 10400」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 6500」と「Core i5 10400」を比べると「Core i5 6500」は4スレッドであり「Core i5 10400」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 6500」と比べて「Core i5 10400」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i5 10400」は370位であるのに対し「Core i5 6500」は647位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10400」の方が優れているでしょう。「Core i5 10400」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 6500」と比べて「Core i5 10400」はとても優れていると言えます。「Core i5 10400」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
基本情報について「Core i5 10400」と「Core i5 6500」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i5 10400」と「Core i5 6500」を比べると「Core i5 10400」は65Wに対して「Core i5 6500」は65Wです。「Core i5 6500」も「Core i5 10400」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i5 10400」は527位で「Core i5 6500」は675位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
「Core i5 10400」と「Core i5 6500」の違いを表で比較する
Core i5 10400 | Core i5 6500 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Comet Lake | Skylake | ||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel HD Graphics 530 | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1151 | ||
TDP | 65W | 65W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.9GHz | 3.2GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.3GHz | 3.6GHz | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 12MB | 6MB | ||
コア数 | 6コア | 4コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | - | ||
スレッド数 | 12スレッド | 4スレッド | ||
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