Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler と Ryzen 7 2700X のレビュー。どちらがいい?

作成日時: 2020-05-17 15:25:12

Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
総合評価:

52.2/100

(総合: 269位)

63/100

(総合: 163位)

TDP
76/100
42/100
通常利用時の最大周波数
50/100
88/100
ブースト時の最大周波数
26/100
67/100
二次キャッシュ
51/100
62/100
三次キャッシュ
60/100
60/100
コア数
50/100
60/100
スレッド数
48/100
58/100

Ryzen 7 2700X と比較して Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler を選ぶメリット

    -

Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler と比較して Ryzen 7 2700X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 89点(3.7GHz)

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 67点(4.3GHz)

  • 二次キャッシュ

    51.5点(3MB) vs 62.6点(4MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は65Wで「Ryzen 7 2700X」は105Wです。40Wもの差があります。「Ryzen 7 2700X」と比べて「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は537位であるのに対し「Ryzen 7 2700X」は1484位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 2700X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」の方が「Ryzen 7 2700X」よりも非常に優れているでしょう。「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
65W76/100
Ryzen 7 2700X
105W42/100

CPU性能について「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 2700X」は3.7GHzであるのに対して「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は3.2GHzです。0.5GHzの差があります。「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」の定格クロック数と比べて「Ryzen 7 2700X」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Ryzen 7 2700X」は137位で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は565位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 2700X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」よりも秀でています。「Ryzen 7 2700X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 7 2700X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
3.2GHz50/100
Ryzen 7 2700X
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は3.6GHzであり「Ryzen 7 2700X」は4.3GHzです。0.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と比較して「Ryzen 7 2700X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Ryzen 7 2700X」は229位であるのに対し「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は476位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 7 2700X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 7 2700X」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 7 2700X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
3.6GHz26/100
Ryzen 7 2700X
4.3GHz67/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」も「Ryzen 7 2700X」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュについて「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」を比べると「Ryzen 7 2700X」は4MBであるのに対して「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は3MBです。1MBもの差があります。二次キャッシュという視点で見ると「Ryzen 7 2700X」は「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と比較してかなり多いキャッシュ容量です。二次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1248製品のなかで「Ryzen 7 2700X」は303位で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は450位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 2700X」はメインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」よりも優れているでしょう。「Ryzen 7 2700X」は複数動作を安定して稼働するのに非常に適しています。実際に利用する上で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」は体感上非常に大きい違いがあります。「Ryzen 7 2700X」に決める上で主な判断材料の一つになります。

二次キャッシュ評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
3MB51/100
Ryzen 7 2700X
4MB62/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 7 2700X」も「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」を比べると「Ryzen 7 2700X」は16MBであり「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は16MBです。「Ryzen 7 2700X」も「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は391位で「Ryzen 7 2700X」は381位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
16MB60/100
Ryzen 7 2700X
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Ryzen 7 2700X」は8コアであるのに対して「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は6コアです。2コアの差があります。「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と比べて「Ryzen 7 2700X」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は478位で「Ryzen 7 2700X」は335位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Ryzen 7 2700X」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 7 2700X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 7 2700X」は「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
6コア50/100
Ryzen 7 2700X
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 7 2700X」も「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」を比べると「Ryzen 7 2700X」は16スレッドであり「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は12スレッドです。「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と比較して「Ryzen 7 2700X」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Ryzen 7 2700X」は282位で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」は372位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 2700X」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Ryzen 7 2700X」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler
12スレッド48/100
Ryzen 7 2700X
16スレッド58/100

「Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth Cooler」と「Ryzen 7 2700X」の違いを表で比較する

Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
画像Ryzen 5 1600 (AF) BOX with Wraith Stealth CoolerRyzen 7 2700X
シリーズ名AF -
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP65W105W
通常利用時の最大周波数3.2GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz4.3GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ3MB4MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB16MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド16スレッド

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