Ryzen 5 3500 と Core i7 7700T の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2020-03-21 21:50:05、更新日時: 2021-10-20 14:45:36
「Ryzen 5 3500」と「Core i7 7700T」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Core i7 7700T | Ryzen 5 3500 | |||
総合評価: | 2.3 (総合: 402位) | 2.8 (総合: 146位) | ||
TDP | 4.9 35W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.7 2.9GHz | 4.0 3.6GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 1.8 3.8GHz | 2.6 4.1GHz | ||
コア数 | 1.8 4コア | 2.5 6コア | ||
スレッド数 | 1.7 8スレッド | 1.2 6スレッド | ||
「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i7 7700T」は35Wに対して「Ryzen 5 3500」は65Wです。30Wの差があります。「Core i7 7700T」の放熱量は「Ryzen 5 3500」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i7 7700T」は121位で「Ryzen 5 3500」は495位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 7700T」の方が良いです。「Core i7 7700T」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i7 7700T」は「Ryzen 5 3500」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
CPU性能について「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 3500」は3.6GHzであるのに対して「Core i7 7700T」は2.9GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i7 7700T」の定格クロック数と比べて「Ryzen 5 3500」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Ryzen 5 3500」は190位であるのに対し「Core i7 7700T」は921位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Ryzen 5 3500」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 7700T」よりも秀でています。「Ryzen 5 3500」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 5 3500」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 7700T」は3.8GHzであり「Ryzen 5 3500」は4.1GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 7700T」と比較して「Ryzen 5 3500」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Ryzen 5 3500」は273位で「Core i7 7700T」は390位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 5 3500」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 5 3500」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 5 3500」と「Core i7 7700T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 5 3500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Ryzen 5 3500」は6コアであるのに対して「Core i7 7700T」は4コアです。2コアの差があります。「Core i7 7700T」と比べて「Ryzen 5 3500」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Ryzen 5 3500」は446位で「Core i7 7700T」は729位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Ryzen 5 3500」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 7700T」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 5 3500」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 5 3500」と「Core i7 7700T」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 5 3500」は「Core i7 7700T」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Ryzen 5 3500」と「Core i7 7700T」を比べると「Ryzen 5 3500」は6スレッドに対して「Core i7 7700T」は8スレッドです。2スレッドの差があります。「Core i7 7700T」は「Ryzen 5 3500」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i7 7700T」は459位で「Ryzen 5 3500」は547位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 7700T」の方が「Ryzen 5 3500」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 7700T」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」は体感上やや大きい差があります。「Ryzen 5 3500」より「Core i7 7700T」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。
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Ryzen 5 3500
「Core i7 7700T」と「Ryzen 5 3500」の違いを表で比較する
Core i7 7700T | Ryzen 5 3500 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Kaby Lake-S | - |
内蔵グラフィックス | Intel HD Graphics 630 | - |
ソケットの形状 | LGA1151 | Socket AM4 |
TDP | 35W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 2.9GHz | 3.6GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.8GHz | 4.1GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | - |
三次キャッシュ | 8MB | - |
コア数 | 4コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 8スレッド | 6スレッド |
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