Core i5 4690K と Core i5 9600K を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2020-03-21 22:50:54、更新日時: 2021-10-20 20:08:56

Core i5 4690KCore i5 9600K
Core i5 4690KCore i5 9600K

「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 4690KCore i5 9600K
Core i5 4690KCore i5 9600K
総合評価:

46.7/100

(総合: 576位)

58.5/100

(総合: 297位)

TDP
55/100
49/100
通常利用時の最大周波数
71/100
88/100
三次キャッシュ
24/100
39/100
コア数
35/100
50/100

Core i5 9600K と比較して Core i5 4690K を選ぶメリット

    -

Core i5 4690K と比較して Core i5 9600K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    71.8点(3.5GHz) vs 89点(3.7GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 39.7点(9MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 4690K」は88Wに対して「Core i5 9600K」は95Wです。7Wの差があります。「Core i5 4690K」の放熱量は「Core i5 9600K」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 4690K」の方が良いです。「Core i5 4690K」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 4690K」は「Core i5 9600K」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 4690K
88W55/100
Core i5 9600K
95W49/100

CPU性能について「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 9600K」と「Core i5 4690K」を比較すると「Core i5 9600K」は3.7GHzに対して「Core i5 4690K」は3.5GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i5 4690K」の定格クロック数と比べて「Core i5 9600K」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 4690K」より「Core i5 9600K」の方がよいです。「Core i5 9600K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i5 9600K」と「Core i5 4690K」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i5 9600K」は「Core i5 4690K」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 4690K
3.5GHz71/100
Core i5 9600K
3.7GHz88/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9600K」も「Core i5 4690K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 9600K」と「Core i5 4690K」を比較すると「Core i5 9600K」は9MBに対して「Core i5 4690K」は6MBです。3MBの違いがあります。「Core i5 9600K」は「Core i5 4690K」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 9600K」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 9600K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 9600K」は「Core i5 4690K」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 4690K
6MB24/100
Core i5 9600K
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 4690K」は4コアに対して「Core i5 9600K」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 4690K」より「Core i5 9600K」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 9600K」の方が秀でていると言えます。「Core i5 9600K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 9600K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 4690K
4コア35/100
Core i5 9600K
6コア50/100

「Core i5 4690K」と「Core i5 9600K」の違いを表で比較する

Core i5 4690KCore i5 9600K
画像Core i5 4690KCore i5 9600K
シリーズ名Devil's CanyonCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1150LGA1151
TDP88W95W
通常利用時の最大周波数3.5GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数 - 4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB9MB
コア数4コア6コア
スレッド数 - 6スレッド

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