Core i5 3470 と Xeon E5-2620 v3 のレビュー。どちらがいい?

作成日時: 2020-03-21 17:28:26、更新日時: 2021-10-20 20:41:35

Core i5 3470Xeon E5-2620 v3
Core i5 3470Xeon E5-2620 v3

「Xeon E5-2620 v3」と「Core i5 3470」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i5 3470Xeon E5-2620 v3
Core i5 3470Xeon E5-2620 v3
総合評価:
TDPrating-image3.2
77W
rating-image2.9
85W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image1
2.4GHz
三次キャッシュrating-image1.2
6MB
rating-image2.9
15MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア

Xeon E5-2620 v3 と比較して Core i5 3470 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 16.7点(2.4GHz)

Core i5 3470 と比較して Xeon E5-2620 v3 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 58.6点(15MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 3470」は3.2GHzであるのに対して「Xeon E5-2620 v3」は2.4GHzです。0.8GHzの差があります。「Xeon E5-2620 v3」の定格クロック数と比べて「Core i5 3470」はとても高いです。「Core i5 3470」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2620 v3」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i5 3470」はとても向いています。実際の利用を考えると「Xeon E5-2620 v3」と「Core i5 3470」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 3470」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 3470
3.2GHz50/100
Xeon E5-2620 v3
2.4GHz16/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon E5-2620 v3」も「Core i5 3470」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Xeon E5-2620 v3」と「Core i5 3470」を比べると「Xeon E5-2620 v3」は15MBに対して「Core i5 3470」は6MBです。9MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2620 v3」は「Core i5 3470」より非常に多いキャッシュ容量です。「Xeon E5-2620 v3」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 3470」よりも秀でているでしょう。「Xeon E5-2620 v3」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3470」と比べて「Xeon E5-2620 v3」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2620 v3」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 3470
6MB24/100
Xeon E5-2620 v3
15MB58/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 3470」は4コアに対して「Xeon E5-2620 v3」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 3470」より「Xeon E5-2620 v3」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2620 v3」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2620 v3」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2620 v3」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 3470
4コア35/100
Xeon E5-2620 v3
6コア50/100

基本情報について「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 3470」は77Wに対して「Xeon E5-2620 v3」は85Wです。8Wの差があります。「Core i5 3470」の放熱量は「Xeon E5-2620 v3」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 3470」の方が良いです。「Core i5 3470」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 3470」は「Xeon E5-2620 v3」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 3470
77W64/100
Xeon E5-2620 v3
85W57/100

「Core i5 3470」と「Xeon E5-2620 v3」の違いを表で比較する

Core i5 3470Xeon E5-2620 v3
Core i5 3470Xeon E5-2620 v3
基本情報
シリーズ名Ivy BridgeHaswell-EP
ソケットの形状LGA1155LGA2011-3
TDP77W85W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.2GHz2.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB15MB
コア数4コア6コア

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TDP:135W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, 三次キャッシュ:30MB, コア数:12コア

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:130W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.2GHz, 三次キャッシュ:25MB, コア数:10コア

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