Xeon Gold 6152 と Xeon E5-2680 v3 のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-03-20 19:11:38、更新日時: 2021-10-20 19:24:34
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon Gold 6152」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!
Xeon Gold 6152 | Xeon E5-2680 v3 | |||
総合評価: | 56.4/100 (総合: 119位) | 53/100 (総合: 272位) | ||
TDP | 21/100 | 32/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 9/100 | 19/100 | ||
三次キャッシュ | 84/100 | 84/100 | ||
コア数 | 97/100 | 75/100 | ||
「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」を徹底比較する
基本情報について「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Xeon E5-2680 v3」は120Wであり「Xeon Gold 6152」は140Wです。TDPという角度において「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon Gold 6152」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2680 v3」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Xeon Gold 6152」より「Xeon E5-2680 v3」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。
CPU性能について「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」を比較すると「Xeon Gold 6152」は2.1GHzであり「Xeon E5-2680 v3」は2.5GHzです。「Xeon E5-2680 v3」の方が「Xeon Gold 6152」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2680 v3」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Xeon E5-2680 v3」の方が「Xeon Gold 6152」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2680 v3」も「Xeon Gold 6152」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon Gold 6152」を比べると「Xeon E5-2680 v3」は30MBであり「Xeon Gold 6152」は30MBです。「Xeon E5-2680 v3」も「Xeon Gold 6152」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Xeon E5-2680 v3」は12コアに対して「Xeon Gold 6152」は22コアです。10コアの違いがあります。「Xeon E5-2680 v3」より「Xeon Gold 6152」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon Gold 6152」の方が秀でていると言えます。「Xeon Gold 6152」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon Gold 6152」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon Gold 6152」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
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Xeon Gold 6152
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Xeon E5-2680 v3
「Xeon Gold 6152」と「Xeon E5-2680 v3」の違いを表で比較する
Xeon Gold 6152 | Xeon E5-2680 v3 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Skylake-SP | Haswell-EP |
ソケットの形状 | LGA3647 | LGA2011-3 |
TDP | 140W | 120W |
通常利用時の最大周波数 | 2.1GHz | 2.5GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.7GHz | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 30MB | 30MB |
コア数 | 22コア | 12コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 44スレッド | - |
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