Xeon Gold 6152 と Xeon Gold 6240 の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2020-03-20 20:18:15、更新日時: 2021-10-20 19:53:21

Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240
Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240

「Xeon Gold 6240」と「Xeon Gold 6152」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240
Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240
総合評価:

56.4/100

(総合: 119位)

55.7/100

(総合: 113位)

TDP
21/100
16/100
通常利用時の最大周波数
9/100
22/100
ブースト時の最大周波数
30/100
40/100
三次キャッシュ
84/100
77/100
コア数
97/100
90/100
スレッド数
93/100
86/100

Xeon Gold 6240 と比較して Xeon Gold 6152 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    84.4点(30MB) vs 77.4点(25MB)

  • コア数

    97.7点(22コア) vs 90点(18コア)

  • スレッド数

    93.9点(44スレッド) vs 86.9点(36スレッド)

Xeon Gold 6152 と比較して Xeon Gold 6240 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    10点(2.1GHz) vs 22.7点(2.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」を徹底比較する

CPU性能について「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」を比較すると「Xeon Gold 6152」は2.1GHzであり「Xeon Gold 6240」は2.6GHzです。「Xeon Gold 6240」の方が「Xeon Gold 6152」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon Gold 6240」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Xeon Gold 6240」の方が「Xeon Gold 6152」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Xeon Gold 6152
2.1GHz9/100
Xeon Gold 6240
2.6GHz22/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比較すると「Xeon Gold 6240」は3.9GHzであるのに対して「Xeon Gold 6152」は3.7GHzです。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Xeon Gold 6152」と比較して「Xeon Gold 6240」は多少高いクロック数です。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Xeon Gold 6240」の方が「Xeon Gold 6152」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップする場合でも体感上の違いはほぼ無いでしょう。どちらかといえば「Xeon Gold 6152」より「Xeon Gold 6240」を選ぶべきですが基本的には体感差はほぼ感じません。

ブースト時の最大周波数評価
Xeon Gold 6152
3.7GHz30/100
Xeon Gold 6240
3.9GHz40/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon Gold 6240」も「Xeon Gold 6152」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Xeon Gold 6152」は30MBで「Xeon Gold 6240」は25MBです。「Xeon Gold 6152」のキャッシュ容量の方が「Xeon Gold 6240」よりも多少多いです。「Xeon Gold 6152」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Xeon Gold 6240」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Xeon Gold 6152」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Xeon Gold 6152
30MB84/100
Xeon Gold 6240
25MB77/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Xeon Gold 6152」は22コアで「Xeon Gold 6240」は18コアです。コア数について「Xeon Gold 6240」より「Xeon Gold 6152」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon Gold 6152」の方が「Xeon Gold 6240」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Xeon Gold 6240」より「Xeon Gold 6152」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Xeon Gold 6152
22コア97/100
Xeon Gold 6240
18コア90/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Xeon Gold 6240」も「Xeon Gold 6152」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」を比べると「Xeon Gold 6152」は44スレッドであり「Xeon Gold 6240」は36スレッドです。「Xeon Gold 6240」と比較して「Xeon Gold 6152」はわずかに多いです。「Xeon Gold 6152」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Xeon Gold 6240」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Xeon Gold 6152」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Xeon Gold 6152
44スレッド93/100
Xeon Gold 6240
36スレッド86/100

基本情報について「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Xeon Gold 6240」と「Xeon Gold 6152」を比べると「Xeon Gold 6240」は150Wに対して「Xeon Gold 6152」は140Wです。「Xeon Gold 6152」も「Xeon Gold 6240」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Xeon Gold 6152
140W21/100
Xeon Gold 6240
150W16/100

「Xeon Gold 6152」と「Xeon Gold 6240」の違いを表で比較する

Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240
Xeon Gold 6152Xeon Gold 6240
基本情報
シリーズ名Skylake-SPCascade Lake-SP
ソケットの形状LGA3647LGA3647
TDP140W150W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.1GHz2.6GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz3.9GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB25MB
コア数22コア18コア
マルチスレッド対応
スレッド数44スレッド36スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Xeon Gold 6152 の関連記事
Xeon Gold 6240 の関連記事

Xeon Gold 6152 と評価が同程度のCPUを探す

Xeon E5-2690 v2

TDP:130W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:25MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Xeon E5-2690 v4

TDP:135W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

Xeon E5-2687W v4

TDP:160W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:30MB, コア数:12コア, スレッド数:24スレッド

Xeon Gold 6242

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:22MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

Xeon E5-2697 v4

TDP:145W, 通常利用時の最大周波数:2.3GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:45MB, コア数:18コア, スレッド数:36スレッド

Ryzen 5 3500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

Core i7 7700T

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 5675C

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Xeon Silver 4210R

TDP:100W, 通常利用時の最大周波数:2.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:13MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

もっと見る ▼

Xeon Gold 6152 の関連記事
Xeon Gold 6240 の関連記事

Xeon Gold 6240 と評価が同程度のCPUを探す

インテル Xeon E-2124G

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Core i5 8600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

Core i7 4770

TDP:84W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

インテル Xeon E-2136

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 7820X

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Xeon Silver 4214

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:12コア, スレッド数:24スレッド

Ryzen 5 1500X

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 7500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Xeon E5-1620 v4

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:10MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

インテル Xeon W-2123

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報