インテル Xeon E5-4640 と Xeon E5-2697 v4 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-03-20 21:42:37、更新日時: 2021-10-20 21:42:46

Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640
Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640

「インテル Xeon E5-4640」と「Xeon E5-2697 v4」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640
Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640
総合評価:

55.8/100

(総合: 122位)

43.7/100

(総合: 736位)

TDP
19/100
49/100
通常利用時の最大周波数
14/100
16/100
ブースト時の最大周波数
26/100
7/100
三次キャッシュ
97/100
69/100
コア数
90/100
60/100
スレッド数
86/100
58/100

インテル Xeon E5-4640 と比較して Xeon E5-2697 v4 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 7.2点(2.8GHz)

  • 三次キャッシュ

    97.8点(45MB) vs 69.2点(20MB)

  • コア数

    90点(18コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    86.9点(36スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

Xeon E5-2697 v4 と比較して インテル Xeon E5-4640 を選ぶメリット

    -

「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」を徹底比較する

CPU性能について「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「インテル Xeon E5-4640」と「Xeon E5-2697 v4」を比較すると「インテル Xeon E5-4640」は2.4GHzに対して「Xeon E5-2697 v4」は2.3GHzです。「インテル Xeon E5-4640」の定格クロック数は「Xeon E5-2697 v4」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Xeon E5-2697 v4」は1547位で「インテル Xeon E5-4640」は1453位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Xeon E5-2697 v4
2.3GHz14/100
インテル Xeon E5-4640
2.4GHz16/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「インテル Xeon E5-4640」は2.8GHzであり「Xeon E5-2697 v4」は3.6GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「インテル Xeon E5-4640」と比較して「Xeon E5-2697 v4」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Xeon E5-2697 v4」は475位で「インテル Xeon E5-4640」は666位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Xeon E5-2697 v4」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Xeon E5-2697 v4」はとても適しています。実際に利用する上で「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」の実用上の違いはかなり大きいです。「Xeon E5-2697 v4」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Xeon E5-2697 v4
3.6GHz26/100
インテル Xeon E5-4640
2.8GHz7/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon E5-4640」も「Xeon E5-2697 v4」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」を比べると「Xeon E5-2697 v4」は45MBに対して「インテル Xeon E5-4640」は20MBです。25MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2697 v4」は「インテル Xeon E5-4640」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Xeon E5-2697 v4」は91位で「インテル Xeon E5-4640」は313位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Xeon E5-2697 v4」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「インテル Xeon E5-4640」よりも優れていると言えます。「Xeon E5-2697 v4」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「インテル Xeon E5-4640」と比べて「Xeon E5-2697 v4」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2697 v4」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Xeon E5-2697 v4
45MB97/100
インテル Xeon E5-4640
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「インテル Xeon E5-4640」は8コアに対して「Xeon E5-2697 v4」は18コアです。10コアの違いがあります。「インテル Xeon E5-4640」より「Xeon E5-2697 v4」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Xeon E5-2697 v4」は117位で「インテル Xeon E5-4640」は406位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2697 v4」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2697 v4」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「インテル Xeon E5-4640」と「Xeon E5-2697 v4」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2697 v4」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Xeon E5-2697 v4
18コア90/100
インテル Xeon E5-4640
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「インテル Xeon E5-4640」も「Xeon E5-2697 v4」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「インテル Xeon E5-4640」と「Xeon E5-2697 v4」を比べると「インテル Xeon E5-4640」は16スレッドであり「Xeon E5-2697 v4」は36スレッドです。20スレッドもの差があります。「インテル Xeon E5-4640」と比べて「Xeon E5-2697 v4」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Xeon E5-2697 v4」は100位で「インテル Xeon E5-4640」は311位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Xeon E5-2697 v4」の方が優れているでしょう。「Xeon E5-2697 v4」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「インテル Xeon E5-4640」と比べて「Xeon E5-2697 v4」はとても優れていると言えます。「Xeon E5-2697 v4」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Xeon E5-2697 v4
36スレッド86/100
インテル Xeon E5-4640
16スレッド58/100

基本情報について「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「インテル Xeon E5-4640」は95Wで「Xeon E5-2697 v4」は145Wです。50Wもの差があります。「Xeon E5-2697 v4」と比べて「インテル Xeon E5-4640」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「インテル Xeon E5-4640」は1313位で「Xeon E5-2697 v4」は1841位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「インテル Xeon E5-4640」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2697 v4」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「インテル Xeon E5-4640」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「インテル Xeon E5-4640」の方が「Xeon E5-2697 v4」よりも非常に優れているでしょう。「インテル Xeon E5-4640」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Xeon E5-2697 v4
145W19/100
インテル Xeon E5-4640
95W49/100

「Xeon E5-2697 v4」と「インテル Xeon E5-4640」の違いを表で比較する

Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640
画像Xeon E5-2697 v4インテル Xeon E5-4640
シリーズ名Broadwell-EP -
ソケットの形状LGA2011-3LGA2011
TDP145W95W
通常利用時の最大周波数2.3GHz2.4GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz2.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ45MB20MB
コア数18コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数36スレッド16スレッド

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