Xeon E5-2680 v3 と Xeon E5-1680 v4 を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証
作成日時: 2020-03-20 15:06:06、更新日時: 2021-10-20 18:24:56
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-1680 v4 | |||
総合評価: | 2.6 (総合: 272位) | 2.7 (総合: 346位) | ||
TDP | 1.6 120W | 1.1 140W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.0 2.5GHz | 3.2 3.4GHz | ||
三次キャッシュ | 4.2 30MB | 3.5 20MB | ||
コア数 | 3.8 12コア | 3.0 8コア | ||
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」を徹底比較する
CPU性能について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Xeon E5-1680 v4」は3.4GHzであるのに対して「Xeon E5-2680 v3」は2.5GHzです。0.8GHzの差があります。「Xeon E5-2680 v3」の定格クロック数と比べて「Xeon E5-1680 v4」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Xeon E5-1680 v4」は393位であるのに対し「Xeon E5-2680 v3」は1337位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Xeon E5-1680 v4」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2680 v3」よりも秀でています。「Xeon E5-1680 v4」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」は体感値として遥かに大きい差があります。「Xeon E5-1680 v4」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-1680 v4」も「Xeon E5-2680 v3」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」を比べると「Xeon E5-2680 v3」は30MBに対して「Xeon E5-1680 v4」は20MBです。10MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-1680 v4」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Xeon E5-2680 v3」は192位で「Xeon E5-1680 v4」は289位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Xeon E5-2680 v3」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Xeon E5-1680 v4」よりも秀でているでしょう。「Xeon E5-2680 v3」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Xeon E5-1680 v4」と比べて「Xeon E5-2680 v3」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2680 v3」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Xeon E5-1680 v4」は8コアに対して「Xeon E5-2680 v3」は12コアです。4コアの違いがあります。「Xeon E5-1680 v4」より「Xeon E5-2680 v3」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Xeon E5-2680 v3」は228位で「Xeon E5-1680 v4」は365位です。ほとんど差は無いと言えます。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2680 v3」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2680 v3」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Xeon E5-1680 v4」と「Xeon E5-2680 v3」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2680 v3」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
基本情報について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Xeon E5-2680 v3」は120Wに対して「Xeon E5-1680 v4」は140Wです。20Wの差があります。「Xeon E5-2680 v3」の放熱量は「Xeon E5-1680 v4」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Xeon E5-2680 v3」は1591位で「Xeon E5-1680 v4」は1812位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2680 v3」の方が良いです。「Xeon E5-2680 v3」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-1680 v4」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-1680 v4」の違いを表で比較する
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-1680 v4 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Haswell-EP | Broadwell-EP |
ソケットの形状 | LGA2011-3 | LGA2011-3 |
TDP | 120W | 140W |
通常利用時の最大周波数 | 2.5GHz | 3.4GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 30MB | 20MB |
コア数 | 12コア | 8コア |
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