Xeon E5-2680 v3 と Xeon E5-2640 v2 の評価。違いを比べてみた
作成日時: 2020-03-20 15:42:30、更新日時: 2021-10-20 16:02:18
「Xeon E5-2640 v2」と「Xeon E5-2680 v3」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-2640 v2 | |||
総合評価: | 2.6 (総合: 272位) | 2.3 (総合: 699位) | ||
TDP | 1.6 120W | 2.5 95W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.0 2.5GHz | 1 2GHz | ||
三次キャッシュ | 4.2 30MB | 3.5 20MB | ||
コア数 | 3.8 12コア | 3.0 8コア | ||
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」を徹底比較する
基本情報について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Xeon E5-2640 v2」は95Wに対して「Xeon E5-2680 v3」は120Wです。25Wの差があります。「Xeon E5-2640 v2」の放熱量は「Xeon E5-2680 v3」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2640 v2」の方が良いです。「Xeon E5-2640 v2」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Xeon E5-2640 v2」と「Xeon E5-2680 v3」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Xeon E5-2640 v2」は「Xeon E5-2680 v3」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
CPU性能について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」を比較すると「Xeon E5-2680 v3」は2.5GHzに対して「Xeon E5-2640 v2」は2GHzです。0.5GHzの差があります。「Xeon E5-2640 v2」の定格クロック数と比べて「Xeon E5-2680 v3」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2640 v2」より「Xeon E5-2680 v3」の方がよいです。「Xeon E5-2680 v3」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」の実用においての違いは比較的大きいです。「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-2640 v2」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2640 v2」も「Xeon E5-2680 v3」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」を比較すると「Xeon E5-2680 v3」は30MBに対して「Xeon E5-2640 v2」は20MBです。10MBの違いがあります。「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-2640 v2」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Xeon E5-2680 v3」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Xeon E5-2680 v3」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Xeon E5-2640 v2」と「Xeon E5-2680 v3」は体感上多少大きい差があります。「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-2640 v2」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Xeon E5-2640 v2」は8コアに対して「Xeon E5-2680 v3」は12コアです。4コアの違いがあります。「Xeon E5-2640 v2」より「Xeon E5-2680 v3」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2680 v3」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2680 v3」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Xeon E5-2640 v2」と「Xeon E5-2680 v3」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2680 v3」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2640 v2」の違いを表で比較する
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-2640 v2 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Haswell-EP | Ivy Bridge | ||
ソケットの形状 | LGA2011-3 | LGA2011 | ||
TDP | 120W | 95W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.5GHz | 2GHz | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 30MB | 20MB | ||
コア数 | 12コア | 8コア | ||
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