Xeon E5-2680 v3 と Xeon E5-2620 v3 のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-03-20 17:36:39、更新日時: 2021-10-20 19:53:52
「Xeon E5-2620 v3」と「Xeon E5-2680 v3」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-2620 v3 | |||
総合評価: | 2.6 (総合: 272位) | 2.3 (総合: 623位) | ||
TDP | 1.6 120W | 2.9 85W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.0 2.5GHz | 1 2.4GHz | ||
三次キャッシュ | 4.2 30MB | 2.9 15MB | ||
コア数 | 3.8 12コア | 2.5 6コア | ||
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」を徹底比較する
CPU性能について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Xeon E5-2620 v3」と「Xeon E5-2680 v3」を比較すると「Xeon E5-2620 v3」は2.4GHzであり「Xeon E5-2680 v3」は2.5GHzです。「Xeon E5-2680 v3」の方が「Xeon E5-2620 v3」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Xeon E5-2680 v3」は1337位で「Xeon E5-2620 v3」は1434位です。ほとんど差は無いと言えます。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2680 v3」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Xeon E5-2680 v3」の方が「Xeon E5-2620 v3」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2620 v3」も「Xeon E5-2680 v3」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」を比べると「Xeon E5-2680 v3」は30MBに対して「Xeon E5-2620 v3」は15MBです。15MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-2620 v3」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Xeon E5-2680 v3」は192位で「Xeon E5-2620 v3」は430位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Xeon E5-2680 v3」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Xeon E5-2620 v3」よりも秀でているでしょう。「Xeon E5-2680 v3」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Xeon E5-2620 v3」と比べて「Xeon E5-2680 v3」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2680 v3」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Xeon E5-2680 v3」は12コアであるのに対して「Xeon E5-2620 v3」は6コアです。6コアの差があります。「Xeon E5-2620 v3」と比べて「Xeon E5-2680 v3」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Xeon E5-2680 v3」は228位で「Xeon E5-2620 v3」は536位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Xeon E5-2680 v3」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2620 v3」よりも多少優れているかもしれません。「Xeon E5-2680 v3」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」は体感上多少大きい違いがあります。「Xeon E5-2680 v3」は「Xeon E5-2620 v3」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
基本情報について「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Xeon E5-2620 v3」は85Wで「Xeon E5-2680 v3」は120Wです。35Wもの差があります。「Xeon E5-2680 v3」と比べて「Xeon E5-2620 v3」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Xeon E5-2620 v3」は1110位で「Xeon E5-2680 v3」は1591位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Xeon E5-2620 v3」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2680 v3」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Xeon E5-2620 v3」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Xeon E5-2620 v3」の方が「Xeon E5-2680 v3」よりも非常に優れているでしょう。「Xeon E5-2620 v3」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
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Xeon E5-2680 v3
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Xeon E5-2620 v3
「Xeon E5-2680 v3」と「Xeon E5-2620 v3」の違いを表で比較する
Xeon E5-2680 v3 | Xeon E5-2620 v3 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Haswell-EP | Haswell-EP | ||
ソケットの形状 | LGA2011-3 | LGA2011-3 | ||
TDP | 120W | 85W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.5GHz | 2.4GHz | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 30MB | 15MB | ||
コア数 | 12コア | 6コア | ||
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