Xeon E5-2695 v2 と Xeon Silver 4110 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-03-20 23:23:44、更新日時: 2021-10-20 19:24:37

Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
総合評価:
TDPrating-image2.9
85W
rating-image1.8
115W
通常利用時の最大周波数rating-image1
2.1GHz
rating-image1
2.4GHz
三次キャッシュrating-image2.4
11MB
rating-image4.2
30MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image3.8
12コア

Xeon E5-2695 v2 と比較して Xeon Silver 4110 を選ぶメリット

    -

Xeon Silver 4110 と比較して Xeon E5-2695 v2 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    10点(2.1GHz) vs 16.7点(2.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    47.1点(11MB) vs 84.1点(30MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 75.2点(12コア)

「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」を徹底比較する

基本情報について「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Xeon Silver 4110」は85Wに対して「Xeon E5-2695 v2」は115Wです。30Wの差があります。「Xeon Silver 4110」の放熱量は「Xeon E5-2695 v2」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon Silver 4110」の方が良いです。「Xeon Silver 4110」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Xeon Silver 4110」は「Xeon E5-2695 v2」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Xeon Silver 4110
85W57/100
Xeon E5-2695 v2
115W36/100

CPU性能について「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」を比較すると「Xeon Silver 4110」は2.1GHzであり「Xeon E5-2695 v2」は2.4GHzです。「Xeon E5-2695 v2」の方が「Xeon Silver 4110」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2695 v2」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Xeon E5-2695 v2」の方が「Xeon Silver 4110」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Xeon Silver 4110
2.1GHz9/100
Xeon E5-2695 v2
2.4GHz16/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon E5-2695 v2」も「Xeon Silver 4110」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Xeon E5-2695 v2」と「Xeon Silver 4110」を比べると「Xeon E5-2695 v2」は30MBに対して「Xeon Silver 4110」は11MBです。19MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2695 v2」は「Xeon Silver 4110」より非常に多いキャッシュ容量です。「Xeon E5-2695 v2」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Xeon Silver 4110」よりも優れていると言えます。「Xeon E5-2695 v2」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Xeon Silver 4110」と比べて「Xeon E5-2695 v2」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2695 v2」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Xeon Silver 4110
11MB47/100
Xeon E5-2695 v2
30MB84/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Xeon E5-2695 v2」は12コアであるのに対して「Xeon Silver 4110」は8コアです。4コアの差があります。「Xeon Silver 4110」と比べて「Xeon E5-2695 v2」はややコア数が多いです。「Xeon E5-2695 v2」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon Silver 4110」よりも多少優れているかもしれません。「Xeon E5-2695 v2」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Xeon E5-2695 v2」と「Xeon Silver 4110」は体感上多少大きい違いがあります。「Xeon E5-2695 v2」は「Xeon Silver 4110」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Xeon Silver 4110
8コア60/100
Xeon E5-2695 v2
12コア75/100

「Xeon Silver 4110」と「Xeon E5-2695 v2」の違いを表で比較する

Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
Xeon Silver 4110Xeon E5-2695 v2
基本情報
シリーズ名Skylake-SPIvy Bridge
ソケットの形状LGA3647LGA2011
TDP85W115W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.1GHz2.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ11MB30MB
コア数8コア12コア

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