Core i7 6700 と Core i7 5775C の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-03-20 20:25:47、更新日時: 2021-10-20 19:28:15

Core i7 5775CCore i7 6700
Core i7 5775CCore i7 6700

「Core i7 6700」と「Core i7 5775C」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i7 5775CCore i7 6700
Core i7 5775CCore i7 6700
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image2.9
3.3GHz
rating-image3.2
3.4GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.5
3.7GHz
rating-image2.3
4GHz
三次キャッシュrating-image1.2
6MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 6700 と比較して Core i7 5775C を選ぶメリット

    -

Core i7 5775C と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    57.2点(3.3GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 46点(4GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 35.4点(8MB)

「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を比較すると「Core i7 5775C」は3.3GHzであり「Core i7 6700」は3.4GHzです。「Core i7 6700」の方が「Core i7 5775C」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 5775C」は517位で「Core i7 6700」は397位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6700」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i7 6700」の方が「Core i7 5775C」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 5775C
3.3GHz57/100
Core i7 6700
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i7 5775C」は3.7GHzであり「Core i7 6700」は4GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i7 6700」は「Core i7 5775C」より比較的クロック数が高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i7 6700」は311位で「Core i7 5775C」は447位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i7 6700」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 5775C」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 6700」は多少適しています。実際の利用において「Core i7 6700」の方が「Core i7 5775C」よりもどちらかといえばよいです。「Core i7 6700」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 5775C
3.7GHz30/100
Core i7 6700
4GHz45/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700」も「Core i7 5775C」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6700」と「Core i7 5775C」を比較すると「Core i7 6700」は8MBに対して「Core i7 5775C」は6MBです。2MBの違いがあります。「Core i7 6700」は「Core i7 5775C」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i7 6700」は642位で「Core i7 5775C」は806位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 6700」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 6700」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 6700」は「Core i7 5775C」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 5775C
6MB24/100
Core i7 6700
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 6700」と「Core i7 5775C」を比較すると「Core i7 6700」は4コアであり「Core i7 5775C」は4コアです。コア数について「Core i7 5775C」も「Core i7 6700」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 5775C」は819位で「Core i7 6700」は712位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 5775C
4コア35/100
Core i7 6700
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6700」も「Core i7 5775C」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を比較すると「Core i7 5775C」は8スレッドに対して「Core i7 6700」は8スレッドです。「Core i7 5775C」も「Core i7 6700」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i7 5775C」は479位で「Core i7 6700」は453位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 5775C
8スレッド34/100
Core i7 6700
8スレッド34/100

基本情報について「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」を比べると「Core i7 5775C」は65Wに対して「Core i7 6700」は65Wです。「Core i7 6700」も「Core i7 5775C」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i7 5775C」は629位で「Core i7 6700」は569位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i7 5775C
65W76/100
Core i7 6700
65W76/100

「Core i7 5775C」と「Core i7 6700」の違いを表で比較する

Core i7 5775CCore i7 6700
画像Core i7 5775CCore i7 6700
シリーズ名BroadwellSkylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA1150LGA1151
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.3GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB8MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド8スレッド

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