Core i5 7600 と Ryzen 3 3200G のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-03-20 21:21:13、更新日時: 2021-10-20 17:51:18
「Ryzen 3 3200G」と「Core i5 7600」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i5 7600 | Ryzen 3 3200G | |||
総合評価: | 2.3 (総合: 465位) | 2.1 (総合: 503位) | ||
TDP | 3.8 65W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 3.6 3.5GHz | 4.0 3.6GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 2.6 4.1GHz | 2.3 4GHz | ||
三次キャッシュ | 1.2 6MB | 1 4MB | ||
コア数 | 1.8 4コア | 1.8 4コア | ||
スレッド数 | 1 4スレッド | 1 4スレッド | ||
「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を徹底比較する
CPU性能について「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Ryzen 3 3200G」と「Core i5 7600」を比較すると「Ryzen 3 3200G」は3.6GHzに対して「Core i5 7600」は3.5GHzです。0.1GHzの差があります。「Core i5 7600」の定格クロック数と比べて「Ryzen 3 3200G」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 7600」より「Ryzen 3 3200G」の方がよいです。「Ryzen 3 3200G」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Ryzen 3 3200G」と「Core i5 7600」の実用においての違いは比較的大きいです。「Ryzen 3 3200G」は「Core i5 7600」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比較すると「Core i5 7600」は4.1GHzであるのに対して「Ryzen 3 3200G」は4GHzです。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 3 3200G」と比較して「Core i5 7600」は多少高いクロック数です。「Core i5 7600」はパソコンの処理速度を上げることができる点で「Ryzen 3 3200G」よりもわずかに良いといえなくもないでしょう。しかしながら消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップする場合でも体感上の違いはほぼ無いでしょう。どちらかといえば「Ryzen 3 3200G」より「Core i5 7600」を選ぶべきですが基本的には体感差はほぼ感じません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Ryzen 3 3200G」も「Core i5 7600」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を比較すると「Core i5 7600」は6MBに対して「Ryzen 3 3200G」は4MBです。2MBの違いがあります。「Core i5 7600」は「Ryzen 3 3200G」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 7600」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 7600」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Ryzen 3 3200G」と「Core i5 7600」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 7600」は「Ryzen 3 3200G」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Ryzen 3 3200G」と「Core i5 7600」を比較すると「Ryzen 3 3200G」は4コアであり「Core i5 7600」は4コアです。コア数について「Core i5 7600」も「Ryzen 3 3200G」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を比較すると「Core i5 7600」は4スレッドに対して「Ryzen 3 3200G」は4スレッドです。「Core i5 7600」も「Ryzen 3 3200G」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
基本情報について「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」を比べると「Core i5 7600」は65Wに対して「Ryzen 3 3200G」は65Wです。「Ryzen 3 3200G」も「Core i5 7600」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
「Core i5 7600」と「Ryzen 3 3200G」の違いを表で比較する
Core i5 7600 | Ryzen 3 3200G | |
画像 | ||
シリーズ名 | Kaby Lake-S | - |
内蔵グラフィックス | Intel HD Graphics 630 | Radeon Vega 8 Graphics |
ソケットの形状 | LGA1151 | Socket AM4 |
TDP | 65W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 3.5GHz | 3.6GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.1GHz | 4GHz |
二次キャッシュ対応 | - | ○ |
二次キャッシュ | - | 2MB |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 6MB | 4MB |
コア数 | 4コア | 4コア |
スレッド数 | 4スレッド | 4スレッド |
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