Core i5 12600KF と Core i5 3320M を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2021-10-28 17:09:09

Core i5 12600KFCore i5 3320M
Core i5 12600KFCore i5 3320M

「Core i5 3320M」と「Core i5 12600KF」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i5 12600KFCore i5 3320M
Core i5 12600KFCore i5 3320M
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image4.9
35W
通常利用時の最大周波数rating-image4.4
3.7GHz
rating-image1.1
2.6GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.9GHz
rating-image1
3.3GHz
コア数rating-image3.4
10コア
rating-image1
2コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image1
4スレッド

Core i5 3320M と比較して Core i5 12600KF を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 22.7点(2.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    98.1点(4.9GHz) vs 16.9点(3.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 0点(3MB)

  • コア数

    68.6点(10コア) vs 10点(2コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 10.6点(4スレッド)

  • 二次キャッシュ対応
  • マルチスレッド対応

Core i5 12600KF と比較して Core i5 3320M を選ぶメリット

  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 3320M」は35Wで「Core i5 12600KF」は125Wです。90Wもの差があります。「Core i5 12600KF」と比べて「Core i5 3320M」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 3320M」は197位であるのに対し「Core i5 12600KF」は1622位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 3320M」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 12600KF」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 3320M」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 3320M」の方が「Core i5 12600KF」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 3320M」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 12600KF
125W30/100
Core i5 3320M
35W98/100

CPU性能について「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 12600KF」は3.7GHzであるのに対して「Core i5 3320M」は2.6GHzです。1.1GHzの差があります。「Core i5 3320M」の定格クロック数と比べて「Core i5 12600KF」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i5 12600KF」は131位であるのに対し「Core i5 3320M」は1265位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 12600KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 3320M」よりも秀でています。「Core i5 12600KF」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 3320M」と「Core i5 12600KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 12600KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 12600KF
3.7GHz88/100
Core i5 3320M
2.6GHz22/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 3320M」は3.3GHzであり「Core i5 12600KF」は4.9GHzです。1.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 3320M」と比較して「Core i5 12600KF」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 12600KF」は85位であるのに対し「Core i5 3320M」は584位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 12600KF」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 12600KF」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 12600KF」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 12600KF
4.9GHz98/100
Core i5 3320M
3.3GHz16/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 3320M」も「Core i5 12600KF」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」を比べると「Core i5 12600KF」は20MBに対して「Core i5 3320M」は3MBです。17MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 12600KF」は「Core i5 3320M」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i5 12600KF」は280位であるのに対し「Core i5 3320M」は1123位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 12600KF」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 3320M」よりも優れていると言えます。「Core i5 12600KF」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と比べて「Core i5 12600KF」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 12600KF」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 12600KF
20MB69/100
Core i5 3320M
3MB0/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 3320M」は2コアに対して「Core i5 12600KF」は10コアです。8コアの違いがあります。「Core i5 3320M」より「Core i5 12600KF」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i5 12600KF」は253位であるのに対し「Core i5 3320M」は1658位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 12600KF」の方が秀でていると言えます。「Core i5 12600KF」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と「Core i5 12600KF」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 12600KF」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 12600KF
10コア68/100
Core i5 3320M
2コア10/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 3320M」と「Core i5 12600KF」を比べると「Core i5 3320M」は4スレッドであり「Core i5 12600KF」は16スレッドです。12スレッドもの差があります。「Core i5 3320M」と比べて「Core i5 12600KF」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i5 12600KF」は247位であるのに対し「Core i5 3320M」は712位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 12600KF」の方が優れているでしょう。「Core i5 12600KF」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 3320M」と比べて「Core i5 12600KF」はとても優れていると言えます。「Core i5 12600KF」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 12600KF
16スレッド58/100
Core i5 3320M
4スレッド10/100

「Core i5 12600KF」と「Core i5 3320M」の違いを表で比較する

Core i5 12600KFCore i5 3320M
Core i5 12600KFCore i5 3320M
基本情報
シリーズ名Alder LakeIvy Bridge
ソケットの形状LGA1700 -
TDP125W35W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.7GHz2.6GHz
ブースト時の最大周波数4.9GHz3.3GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ9MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB3MB
コア数10コア2コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数16スレッド4スレッド
バススピード - 5GT/s
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
機能性
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 -
インテル InTru 3D テクノロジー対応 -

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通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド

通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド

通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 二次キャッシュ:16MB, 三次キャッシュ:30MB, コア数:16コア, スレッド数:24スレッド

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TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.4GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア

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