Core i5 8500T と Core i7 8700T の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2021-10-17 21:03:26、更新日時: 2021-10-20 20:28:48
「Core i5 8500T」と「Core i7 8700T」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。
Core i7 8700T | Core i5 8500T | |||
総合評価: | 2.6 (総合: 185位) | 2.0 (総合: 668位) | ||
TDP | 4.9 35W | 4.9 35W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1 2.4GHz | 1 2.1GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 2.3 4GHz | 1.1 3.5GHz | ||
三次キャッシュ | 2.5 12MB | 2.0 9MB | ||
コア数 | 2.5 6コア | 2.5 6コア | ||
スレッド数 | 2.4 12スレッド | 1.2 6スレッド | ||
「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」を比べると「Core i7 8700T」は35Wに対して「Core i5 8500T」は35Wです。「Core i5 8500T」も「Core i7 8700T」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i7 8700T」は108位で「Core i5 8500T」は150位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
CPU性能について「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Core i5 8500T」と「Core i7 8700T」を比較すると「Core i5 8500T」は2.1GHzであり「Core i7 8700T」は2.4GHzです。「Core i7 8700T」の方が「Core i5 8500T」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i7 8700T」は1402位で「Core i5 8500T」は1783位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 8700T」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i7 8700T」の方が「Core i5 8500T」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 8500T」は3.5GHzであり「Core i7 8700T」は4GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 8500T」と比較して「Core i7 8700T」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i7 8700T」は299位で「Core i5 8500T」は515位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 8700T」の方が「Core i5 8500T」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 8700T」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 8700T」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i5 8500T」も「Core i7 8700T」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」を比較すると「Core i7 8700T」は12MBに対して「Core i5 8500T」は9MBです。3MBの違いがあります。「Core i7 8700T」は「Core i5 8500T」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i7 8700T」は472位で「Core i5 8500T」は576位です。ほとんど差は無いと言えます。
RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 8700T」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 8700T」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 8500T」と「Core i7 8700T」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 8700T」は「Core i5 8500T」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i5 8500T」と「Core i7 8700T」を比較すると「Core i5 8500T」は6コアであり「Core i7 8700T」は6コアです。コア数について「Core i7 8700T」も「Core i5 8500T」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 8700T」は454位で「Core i5 8500T」は544位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 8500T」と「Core i7 8700T」を比べると「Core i5 8500T」は6スレッドであり「Core i7 8700T」は12スレッドです。6スレッドもの差があります。「Core i5 8500T」と比べて「Core i7 8700T」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i7 8700T」は350位で「Core i5 8500T」は562位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 8700T」の方が優れているでしょう。「Core i7 8700T」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 8500T」と比べて「Core i7 8700T」はとても優れていると言えます。「Core i7 8700T」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応について
「Core i7 8700T」と「Core i5 8500T」の違いを表で比較する
Core i7 8700T | Core i5 8500T | |
画像 | ||
シリーズ名 | Coffee Lake-S | Coffee Lake-S |
ソケットの形状 | LGA1151 | LGA1151 |
TDP | 35W | 35W |
通常利用時の最大周波数 | 2.4GHz | 2.1GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4GHz | 3.5GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 12MB | 9MB |
コア数 | 6コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 12スレッド | 6スレッド |
バススピード | 8GT/s | - |
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 | ○ | ○ |
インテル Optane メモリー対応 | - | ○ |
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 | - | ○ |
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 | ○ | - |
インテル InTru 3D テクノロジー対応 | ○ | - |
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