Core i7 9700F と Core i7 8700T はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2021-10-17 21:13:08、更新日時: 2021-10-20 20:38:30

Core i7 8700TCore i7 9700F
Core i7 8700TCore i7 9700F
Core i7 8700TCore i7 9700F
Core i7 8700TCore i7 9700F
総合評価:
TDPrating-image4.9
35W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image1
2.4GHz
rating-image2.0
3GHz
ブースト時の最大周波数rating-image2.3
4GHz
rating-image4.9
4.7GHz
三次キャッシュrating-image2.5
12MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image3.0
8コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 9700F と比較して Core i7 8700T を選ぶメリット

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • マルチスレッド対応
  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

Core i7 8700T と比較して Core i7 9700F を選ぶメリット

  • 定格周波数

    16.7点(2.4GHz) vs 39.6点(3GHz)

  • ブースト時の周波数

    46点(4GHz) vs 97.9点(4.7GHz)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

「Core i7 8700T」と「Core i7 9700F」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 8700T」と「Core i7 9700F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 8700T」は35Wで「Core i7 9700F」は65Wです。30Wもの差があります。「Core i7 9700F」と比べて「Core i7 8700T」はかなり小さいです。「Core i7 8700T」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 9700F」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 8700T」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 8700T」の方が「Core i7 9700F」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 8700T」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 8700T
35W98/100
Core i7 9700F
65W76/100

CPU性能について「Core i7 8700T」と「Core i7 9700F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 9700F」と「Core i7 8700T」を比較すると「Core i7 9700F」は3GHzに対して「Core i7 8700T」は2.4GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i7 8700T」の定格クロック数と比べて「Core i7 9700F」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 8700T」より「Core i7 9700F」の方がよいです。「Core i7 9700F」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i7 9700F」と「Core i7 8700T」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 9700F」は「Core i7 8700T」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 8700T
2.4GHz16/100
Core i7 9700F
3GHz39/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 8700T」は4GHzであり「Core i7 9700F」は4.7GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 8700T」と比較して「Core i7 9700F」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 9700F」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 9700F」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 9700F」と「Core i7 8700T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 9700F」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 8700T
4GHz45/100
Core i7 9700F
4.7GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 9700F」も「Core i7 8700T」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i7 9700F」と「Core i7 8700T」を比べると「Core i7 9700F」は12MBであり「Core i7 8700T」は12MBです。「Core i7 9700F」も「Core i7 8700T」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i7 8700T
12MB50/100
Core i7 9700F
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i7 9700F」は8コアで「Core i7 8700T」は6コアです。コア数について「Core i7 8700T」より「Core i7 9700F」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 9700F」の方が「Core i7 8700T」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i7 8700T」より「Core i7 9700F」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i7 8700T
6コア50/100
Core i7 9700F
8コア60/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 9700F」と「Core i7 8700T」を比べると「Core i7 9700F」は8スレッドに対して「Core i7 8700T」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i7 8700T」は「Core i7 9700F」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 8700T」の方が「Core i7 9700F」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 8700T」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 8700T」と「Core i7 9700F」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 9700F」より「Core i7 8700T」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i7 8700T
12スレッド48/100
Core i7 9700F
8スレッド34/100

「Core i7 8700T」と「Core i7 9700F」の違いを表で比較する

Core i7 8700TCore i7 9700F
画像Core i7 8700TCore i7 9700F
シリーズ名Coffee Lake-SCoffee Lake-S Refresh
ソケットの形状LGA1151LGA1151
TDP35W65W
通常利用時の最大周波数2.4GHz3GHz
ブースト時の最大周波数4GHz4.7GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB12MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド8スレッド
バススピード8GT/s -
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -
インテル InTru 3D テクノロジー対応 -

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