Core i7 4702MQ と Core i7 4790T はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2021-10-17 19:10:37、更新日時: 2021-10-20 19:29:12
「Core i7 4702MQ」と「Core i7 4790T」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Core i7 4790T | Core i7 4702MQ | |||
総合評価: | 45/100 (総合: 569位) | 36.5/100 (総合: 845位) | ||
TDP | 97/100 | 97/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 26/100 | 11/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 40/100 | 14/100 | ||
三次キャッシュ | 35/100 | 24/100 | ||
コア数 | 35/100 | 35/100 | ||
スレッド数 | 34/100 | 34/100 | ||
「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」を比べると「Core i7 4790T」は45Wに対して「Core i7 4702MQ」は37Wです。「Core i7 4702MQ」も「Core i7 4790T」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i7 4790T」は252位で「Core i7 4702MQ」は220位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
CPU性能について「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 4790T」は2.7GHzであるのに対して「Core i7 4702MQ」は2.2GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i7 4702MQ」の定格クロック数と比べて「Core i7 4790T」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「Core i7 4790T」は1107位で「Core i7 4702MQ」は1672位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Core i7 4790T」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 4702MQ」よりも秀でています。「Core i7 4790T」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 4702MQ」と「Core i7 4790T」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 4790T」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 4702MQ」は3.2GHzであり「Core i7 4790T」は3.9GHzです。0.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 4702MQ」と比較して「Core i7 4790T」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i7 4790T」は357位であるのに対し「Core i7 4702MQ」は606位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 4790T」の方が「Core i7 4702MQ」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 4790T」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 4790T」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 4702MQ」も「Core i7 4790T」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Core i7 4790T」は8MBで「Core i7 4702MQ」は6MBです。「Core i7 4790T」のキャッシュ容量の方が「Core i7 4702MQ」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i7 4790T」は706位で「Core i7 4702MQ」は890位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 4702MQ」より「Core i7 4790T」の方が無難でしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 4790T」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 4702MQ」と「Core i7 4790T」を比較すると「Core i7 4702MQ」は4コアであり「Core i7 4790T」は4コアです。コア数について「Core i7 4790T」も「Core i7 4702MQ」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 4790T」は845位で「Core i7 4702MQ」は1049位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」を比較すると「Core i7 4790T」は8スレッドに対して「Core i7 4702MQ」は8スレッドです。「Core i7 4790T」も「Core i7 4702MQ」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i7 4790T」は485位で「Core i7 4702MQ」は529位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
「Core i7 4790T」と「Core i7 4702MQ」の違いを表で比較する
Core i7 4790T | Core i7 4702MQ | |
画像 | ||
シリーズ名 | Haswell Refresh | Haswell |
ソケットの形状 | LGA1150 | - |
TDP | 45W | 37W |
通常利用時の最大周波数 | 2.7GHz | 2.2GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.9GHz | 3.2GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 8MB | 6MB |
コア数 | 4コア | 4コア |
スレッド数 | 8スレッド | 8スレッド |
バススピード | 5GT/s | - |
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