Core i7 8700 と Core i5 3320M はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2021-10-17 12:36:28、更新日時: 2021-10-20 19:23:39
「Core i7 8700」と「Core i5 3320M」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。
Core i5 3320M | Core i7 8700 | |||
総合評価: | 1.3 (総合: 912位) | 3.1 (総合: 161位) | ||
TDP | 4.9 35W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.1 2.6GHz | 2.5 3.2GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 1 3.3GHz | 4.9 4.6GHz | ||
コア数 | 1 2コア | 2.5 6コア | ||
スレッド数 | 1 4スレッド | 2.4 12スレッド | ||
「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」を徹底比較する
基本情報について「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 3320M」は35Wで「Core i7 8700」は65Wです。30Wもの差があります。「Core i7 8700」と比べて「Core i5 3320M」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i5 3320M」は197位で「Core i7 8700」は497位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Core i5 3320M」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 8700」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 3320M」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 3320M」の方が「Core i7 8700」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 3320M」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 8700」は3.2GHzであるのに対して「Core i5 3320M」は2.6GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i5 3320M」の定格クロック数と比べて「Core i7 8700」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i7 8700」は561位であるのに対し「Core i5 3320M」は1265位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i7 8700」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 3320M」よりも秀でています。「Core i7 8700」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 8700」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 3320M」は3.3GHzであり「Core i7 8700」は4.6GHzです。1.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 3320M」と比較して「Core i7 8700」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i7 8700」は152位であるのに対し「Core i5 3320M」は584位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 8700」の方が「Core i5 3320M」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 8700」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 8700」と「Core i5 3320M」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 8700」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 8700」も「Core i5 3320M」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i7 8700」と「Core i5 3320M」を比べると「Core i7 8700」は12MBに対して「Core i5 3320M」は3MBです。9MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 8700」は「Core i5 3320M」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i7 8700」は462位であるのに対し「Core i5 3320M」は1123位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i7 8700」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 3320M」よりも秀でているでしょう。「Core i7 8700」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と比べて「Core i7 8700」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 8700」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i5 3320M」は2コアに対して「Core i7 8700」は6コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 3320M」より「Core i7 8700」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i7 8700」は450位であるのに対し「Core i5 3320M」は1658位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 8700」の方が秀でていると言えます。「Core i7 8700」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 8700」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」を比べると「Core i5 3320M」は4スレッドであり「Core i7 8700」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 3320M」と比べて「Core i7 8700」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i7 8700」は346位であるのに対し「Core i5 3320M」は712位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 8700」の方が優れているでしょう。「Core i7 8700」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 3320M」と比べて「Core i7 8700」はとても優れていると言えます。「Core i7 8700」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
「Core i5 3320M」と「Core i7 8700」の違いを表で比較する
Core i5 3320M | Core i7 8700 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Ivy Bridge | Coffee Lake-S |
内蔵グラフィックス | - | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | - | LGA1151 |
TDP | 35W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 2.6GHz | 3.2GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.3GHz | 4.6GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 3MB | 12MB |
コア数 | 2コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | - | ○ |
スレッド数 | 4スレッド | 12スレッド |
バススピード | 5GT/s | - |
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 | ○ | - |
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 | ○ | - |
インテル InTru 3D テクノロジー対応 | ○ | - |
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