Core i5 8400 と Core i5 3320M はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2021-10-17 14:33:39、更新日時: 2021-10-20 22:16:52

Core i5 3320MCore i5 8400
Core i5 3320MCore i5 8400

「Core i5 8400」と「Core i5 3320M」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i5 3320MCore i5 8400
Core i5 3320MCore i5 8400
総合評価:
TDPrating-image4.9
35W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image1.1
2.6GHz
rating-image1.5
2.8GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1
3.3GHz
rating-image2.3
4GHz
コア数rating-image1
2コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image1
4スレッド
rating-image1.2
6スレッド

Core i5 8400 と比較して Core i5 3320M を選ぶメリット

  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

Core i5 3320M と比較して Core i5 8400 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    22.7点(2.6GHz) vs 30.3点(2.8GHz)

  • ブースト時の周波数

    16.9点(3.3GHz) vs 46点(4GHz)

  • 三次キャッシュ

    0点(3MB) vs 39.7点(9MB)

  • コア数

    10点(2コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 3320M」は35Wに対して「Core i5 8400」は65Wです。30Wの差があります。「Core i5 3320M」の放熱量は「Core i5 8400」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 3320M」の方が良いです。「Core i5 3320M」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 3320M」は「Core i5 8400」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 3320M
35W98/100
Core i5 8400
65W76/100

CPU性能について「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」を比較すると「Core i5 3320M」は2.6GHzであり「Core i5 8400」は2.8GHzです。「Core i5 8400」の方が「Core i5 3320M」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 8400」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 8400」の方が「Core i5 3320M」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 3320M
2.6GHz22/100
Core i5 8400
2.8GHz30/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 3320M」は3.3GHzであり「Core i5 8400」は4GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 3320M」と比較して「Core i5 8400」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 8400」の方が「Core i5 3320M」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 8400」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 8400」と「Core i5 3320M」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 8400」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 3320M
3.3GHz16/100
Core i5 8400
4GHz45/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 8400」も「Core i5 3320M」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 8400」と「Core i5 3320M」を比べると「Core i5 8400」は9MBに対して「Core i5 3320M」は3MBです。6MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 8400」は「Core i5 3320M」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i5 8400」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 3320M」よりも秀でているでしょう。「Core i5 8400」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と比べて「Core i5 8400」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 8400」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 3320M
3MB0/100
Core i5 8400
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 3320M」は2コアに対して「Core i5 8400」は6コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 3320M」より「Core i5 8400」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 8400」の方が秀でていると言えます。「Core i5 8400」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 8400」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 3320M
2コア10/100
Core i5 8400
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」を比べると「Core i5 3320M」は4スレッドに対して「Core i5 8400」は6スレッドです。2スレッドの差があります。「Core i5 8400」は「Core i5 3320M」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 8400」の方が「Core i5 3320M」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 8400」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 8400」と「Core i5 3320M」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 3320M」より「Core i5 8400」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i5 3320M
4スレッド10/100
Core i5 8400
6スレッド24/100

「Core i5 3320M」と「Core i5 8400」の違いを表で比較する

Core i5 3320MCore i5 8400
画像Core i5 3320MCore i5 8400
シリーズ名Ivy BridgeCoffee Lake-S
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状 - LGA1151
TDP35W65W
通常利用時の最大周波数2.6GHz2.8GHz
ブースト時の最大周波数3.3GHz4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ3MB9MB
コア数2コア6コア
スレッド数4スレッド6スレッド
バススピード5GT/s -
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 -
インテル InTru 3D テクノロジー対応 -

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TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:1MB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s, 対応最大メモリー:16GB, メモリーチャネル最大対応数:2本

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア

TDP:69W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.3GHz, 二次キャッシュ:6MB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:6コア

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TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:165W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:19MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

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TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:2MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド

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