Core i5 2520M と Core i7 7820X を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2021-10-17 15:11:38、更新日時: 2021-10-20 22:19:40

Core i5 2520MCore i7 7820X
Core i5 2520MCore i7 7820X

「Core i7 7820X」と「Core i5 2520M」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i5 2520MCore i7 7820X
Core i5 2520MCore i7 7820X
総合評価:

25.4/100

(総合: 818位)

55.9/100

(総合: 339位)

TDP
98/100
21/100
通常利用時の最大周波数
19/100
80/100
ブースト時の最大周波数
14/100
67/100
コア数
10/100
60/100
スレッド数
10/100
58/100

Core i7 7820X と比較して Core i5 2520M を選ぶメリット

  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

Core i5 2520M と比較して Core i7 7820X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    19.5点(2.5GHz) vs 80点(3.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    14.4点(3.2GHz) vs 67点(4.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    0点(3MB) vs 47.1点(11MB)

  • コア数

    10点(2コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 2520M」は35Wで「Core i7 7820X」は140Wです。105Wもの差があります。「Core i7 7820X」と比べて「Core i5 2520M」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 2520M」は186位であるのに対し「Core i7 7820X」は1811位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 2520M」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 7820X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 2520M」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 2520M」の方が「Core i7 7820X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 2520M」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 2520M
35W98/100
Core i7 7820X
140W21/100

CPU性能について「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 7820X」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 2520M」は2.5GHzです。1.1GHzの差があります。「Core i5 2520M」の定格クロック数と比べて「Core i7 7820X」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i7 7820X」は211位であるのに対し「Core i5 2520M」は1369位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 7820X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 2520M」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 7820X」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 7820X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 2520M
2.5GHz19/100
Core i7 7820X
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 2520M」は3.2GHzであり「Core i7 7820X」は4.3GHzです。1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 2520M」と比較して「Core i7 7820X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i7 7820X」は244位であるのに対し「Core i5 2520M」は604位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 7820X」の方が「Core i5 2520M」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 7820X」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 7820X」と「Core i5 2520M」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 7820X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 2520M
3.2GHz14/100
Core i7 7820X
4.3GHz67/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 7820X」も「Core i5 2520M」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 7820X」と「Core i5 2520M」を比べると「Core i7 7820X」は11MBに対して「Core i5 2520M」は3MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 7820X」は「Core i5 2520M」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i7 7820X」は532位であるのに対し「Core i5 2520M」は1115位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 7820X」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 2520M」よりも秀でているでしょう。「Core i7 7820X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 2520M」と比べて「Core i7 7820X」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 7820X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 2520M
3MB0/100
Core i7 7820X
11MB47/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 2520M」は2コアに対して「Core i7 7820X」は8コアです。6コアの違いがあります。「Core i5 2520M」より「Core i7 7820X」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i7 7820X」は364位であるのに対し「Core i5 2520M」は1551位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 7820X」の方が秀でていると言えます。「Core i7 7820X」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 7820X」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 2520M
2コア10/100
Core i7 7820X
8コア60/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」を比べると「Core i5 2520M」は4スレッドであり「Core i7 7820X」は16スレッドです。12スレッドもの差があります。「Core i5 2520M」と比べて「Core i7 7820X」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i7 7820X」は296位であるのに対し「Core i5 2520M」は688位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 7820X」の方が優れているでしょう。「Core i7 7820X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 2520M」と比べて「Core i7 7820X」はとても優れていると言えます。「Core i7 7820X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 2520M
4スレッド10/100
Core i7 7820X
16スレッド58/100

「Core i5 2520M」と「Core i7 7820X」の違いを表で比較する

Core i5 2520MCore i7 7820X
画像Core i5 2520MCore i7 7820X
シリーズ名 - Skylake-X
ソケットの形状 - LGA2066
TDP35W140W
通常利用時の最大周波数2.5GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数3.2GHz4.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ3MB11MB
コア数2コア8コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数4スレッド16スレッド
バススピード5GT/s -
対応最大メモリー16GB -
メモリーチャネル最大対応数2本 -
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 -
インテル クリアー・ビデオ HDテクノロジー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -
インテル InTru 3D テクノロジー対応 -

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